熟年離婚の原因

言葉の暴力 ドメスティック・バイオレンス(DV)

ドメスティック・バイオレンス(DV)は、離婚原因の大きなものの一つです。
ドメスティック・バイオレンス(DV)は身体的な暴力だけにとどまりません。
「言葉の暴力」も、立派なドメスティック・バイオレンス(DV)になります。

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言葉の暴力 ドメスティック・バイオレンス(DV)

熟年離婚の原因の一つに、言葉の暴力の問題があります。

「誰のおかげで生活できているんだ(飯が食えているんだ)」
「悔しかったら俺と同じだけ稼いでみろ」
「こんなこともわからないのか」
「おまえは何をやってもダメだ」

このような言葉を、妻に対して何も考えずに使っている男性もいるのではないでしょうか。

これらは言葉の暴力であり、立派なドメスティック・バイオレンス(DV)です。

言葉の暴力もドメスティック・バイオレンス(DV)

DVを身体的な暴力とだけ思っている人も多いですが、言葉の暴力もDVになります。

暴力をふるう夫、身体的な暴力はもちろんのこと、言葉の暴力も結婚生活を送る上では耐えがたいものです。

セクハラ(セクシャル・ハラスメント)やDV(ドメスティック・バイオレンス)に特に厳しいアメリカやフランスでは、発言には常に注意が払われています。
「誰のおかげで生活できているんだ」などと言ったら、それだけで離婚の理由になってもおかしくないそうです。

立場が優位なことを利用した言葉の暴力

また、夫は確かにつらい仕事も我慢して一生懸命働いているのだと思いますが、日本では男性か女性かというだけで、給与や昇進に差がついているという厳然たる現状があります。
妻に能力があったとしても、夫とまったく同じ給与を得ることは難しいのが現実です。 立場が優位なことを利用した言葉の暴力(DV)

他にも、女性は出産や育児のために仕事を休まなければならないというハンデがあります。
休業中は仕事が遅れ、復帰後は育児と平行して今まで通り仕事をしなければならない、会社や同僚に迷惑をかけられないというプレッシャーもあります。
男性と同等の能力がある女性であったとしても、そのハンデは同じです。

それらの事情を無視して、妻が自分ではどうすることもできない状況に対して
「誰のおかげで生活できているんだ」
「悔しかったら俺と同じだけ稼いでみろ」
という発言は、立派な言葉の暴力でありDVになります。

妻が反論できないのをいいことに言っているわけで、妻の人格を否定していると取られても文句は言えません。

日本の夫はそうとは知らずに実はDVをしている?

しかし、日本の男性はこのような発言を、結構な回数している方が多いのではないでしょうか?

夫にしてみれば、ケンカの勢いで言ったほんの一言のつもりかもしれません。
言ったことすらすぐに忘れて、覚えていないかもしれません。

しかし妻にとっては絶対に忘れられない、許しがたい傷となって、離婚を考えるきっかけになることも十分に考えられます。

一つ一つはほんの一言でも、それが積み重なると・・・

DV(ドメスティック・バイオレンス)による熟年離婚 一回や二回ならまだ妻も許せても、このような発言を何十年もされ続け、我慢を強いられてきたらいずれは限界が来ます。

妻が熟年離婚を決意するのは、このような我慢の積み重ねが限界になった、臨界を超えてもう耐えられない時ということが多いのです。
夫はびっくりして「その程度のことで・・・」「そんな言葉の一つや二つで」と思うかもしれませんが、実は一つ二つではないのです。

熟年離婚を避けたいのであれば、男性の方は、不用意で思いやりのない発言をしていないかどうか、よく振り返ってみてください。


妻から夫へのDVも増えてきています

一方、近年では妻から夫へのDV(ドメスティック・バイオレンス)も増えてきています。

「あなたが安月給だからでしょ!」
「○○さんは昇進したのにうちは・・・」
「あなたは本当に何をやっても要領が悪くて頼りにならないわね」
などと言ったり、子供に向かって
「お父さんみたいになってはだめよ」
「しっかり勉強しないとお父さんみたいになってしまうわよ」
などとこれみよがしに夫の悪口を言ったりするのも、広く見れば夫への精神的暴力に当ります。

妻から夫へのDV(ドメスティック・バイオレンス)

さらに、東京都の相談窓口「配偶者暴力相談支援センター」・各保健所に2008年7月〜9月に寄せられた男性からの電話相談内容分析によると、4割が女性から「暴力を受けた」という回答だったことが報告されています。
「甲斐性なし」などの暴言を含む精神的暴力が9割以上、「殴る」などの身体的暴力が7割以上もありました。(2009年4月5日産経新聞)

「怒鳴る」、「脅す」、「外出制限」、「携帯電話のチェック」、「甲斐性なしと言う」など精神的暴力の他、「殴る」、「ける」、「ものを投げつける」、「凶器を突きつける」、「首をしめる」などの身体的暴力があったという回答が見られました。

また東京都の出先機関「東京ウィメンズプラザ」などによると、被害男性の相談内容の中には「『もっと働け、クズ』などと言葉による暴力を受けた」のほか、「殴られて肋骨を折った」「熱湯をかけられた」などの身体的暴力を訴えるケースも確認されているといいます。
これらは相談があったものだけですので、実際にはもっと多いことが予想されます。

「携帯電話のチェック」、ついやってしまっていませんか?
夫宛に届いた郵便物を、勝手に開封して中を読むのと同じことです。
「あなたのことが信用できない」と宣言しているのと同じことです。
夫がそのことで精神的苦痛を受けていれば、十分にDVとなり得ます。

遠くない将来には、妻から夫へのDVで離婚が認められるケースも増えてくるかもしれません。
そのようなことにならないためにも、夫も、妻も、無神経な言葉や暴力で大切なパートナーを深く傷つけることがないよう、どうかくれぐれも注意しましょう。


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