熟年離婚の原因
性格の不一致
性格の不一致は、家庭裁判所に持ち込まれる離婚動機のうち最も多いものとされています。
若い世代の離婚でも、熟年離婚でも多い離婚理由です。
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性格の不一致
性格の不一致は、離婚原因として最も多いものと言われます。
離婚の動機として使いやすい表現なので、一番使われているという面もあるでしょう。
単に「性格が合わない」という意味ではないことの方が多いようです。
性格の不一致と一言で言っても、その中身はさまざまな問題が複雑に絡み合っており、夫婦一組一組ごとに内容は異なります。
性格の不一致の中身は長年のさまざまな問題
性格の不一致というのは、昨日今日突然起こったものではありません。
長い年月の気持ちの行き違いの積み重ねです。
子育ての問題・子供の教育方針・生活態度の問題・生活費の使い方・双方の親との関係・親戚づきあい・性生活の問題などがきっかけとなり、そこから相手に対する不満や不信感が募り、愛情や信頼関係も次第に薄れていってしまうことがあります。
性格の不一致はどこか一つを直せば改善されるわけではない
また、「性格の不一致」とはいうものの、相手の性格のこの部分が嫌だと具体的に一つだけをあげたり、そこさえ改善されればうまくいくというわけでもありません。
一時的な浮気などはやめさせて夫婦仲を改善する余地がありますし、生活習慣などは互いに歩み寄ることもできます。
しかし、性格の不一致というのはもっと細かい事柄が複雑に絡んで積み重なったものなので、一旦こじれてしまった後でそれを改善するというのは難しいものです。
初めは小さなすれ違いがやがて・・・
初めは愛し合って結婚し、相手のいいところも悪いところも受け入れていたはずでした。
しかし、一度相手の嫌なところが目につくとあれもこれもが嫌になり、どうしても許せない・受けつけられないというものができ、愛情や信頼がなくなっていってしまう、ということがあります。
生理的に嫌になってしまった、ということもあります。
夫の衣類を洗濯する時、素手で触りたくないので箸でつまんで洗濯機に放り込む、という妻の話が以前話題になりましたね。
本当はそこまで行く前に夫婦で話し合えばまた変わるのかもしれませんが、一つ一つは小さなことだったりするため、話し合う機会を逃してしまうことも多いようです。
そしてそのままもう話し合う気も失せ、愛情がさめて冷たい態度のまま結婚生活だけは続けているというパターンが多いようです。
相手への不満や不信が積もり、愛情と信頼が失われた状態で結婚生活を長く続けるうちに、結果としていつの間にか回復不可能なほど夫婦関係は破綻してしまった、そして離婚へ・・・といった例が見受けられます。
性格の不一致による離婚は認められるか?
協議離婚や調停離婚の場合は、双方が性格の不一致が理由で離婚することに同意すれば離婚できます。
しかし裁判離婚になった場合は、単に「性格が合わない」だけでは「婚姻を継続しがたい重大な事由」として認められるのは難しいといえます。
裁判離婚の場合には、もっと具体的に子供の教育や生活費の使い方、親との関係などが原因で夫婦関係が悪化し、婚姻を継続できなくなったということを示し、さらにそれを証明しなければなりません。
夫婦双方の根本的な考え方の相違から愛情の喪失にまで進み、夫婦間で話し合いをして反省し、どんなに努力しても、もはや夫婦の愛情・信頼関係回復は望めず、婚姻生活が回復しがたいほど破綻しているということが認められれば、離婚原因になります。
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