熟年離婚を防ぐために

相手の話を聞く・聞いてもらったら感謝する

熟年離婚をしないで済むようにするために、夫が妻に対してぜひしてほしいことのトップは、妻の話をよく聞くということです。

そんなことが?と意外に思われる男性も多いかもしれませんが、女性にとって「自分の話を聞いてもらえる」というのは非常に大きいことなのです。

そして、妻は話を聞いてもらったら必ず夫に感謝の言葉を伝えましょう。

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男性は理論的 用事のための話が多い

会話や思考について男性は一般に理論的、女性は情緒的・共感的と言われています。

男性は電話やメールは「用事を済ませるためにある」と思っている人も多く、用事がないのに長々とおしゃべりをしたり世間話をしたりということはあまりないようです。

また、男性の話は理論的で起承転結があったり、話の内容は最終的な結論があって完結することが多いようです。

友人とスポーツ観戦や趣味の話はしても、
「近所の誰々さんがこうで・・・」
「会社で後輩にこんなことを言われて・・・」
「昨日帰りに寄り道をしたら、こんなことがあって・・・」
というようなおしゃべりは、あまりしないのではないでしょうか?

女性は情緒的・共感的 おしゃべりそのものを楽しむ

一方の女性は、しゃべることそのものが楽しく、ストレス発散になるタイプが多いようです。 熟年離婚を防ぐために 相手の話を聞く

初めに話すことを決めてからしゃべるのではなく、話しながらどんどん思いついたことをしゃべっていくので、話題が次々入れ替わったりもします。
「話の結論」や、「その話題で最終的に言いたいこと」というのは、特にない時もあります。

「ご近所がこうで、子供と公園に行ったらこんなことがあって、親戚の誰々がこうで・・・」
などという話は、男性はあまり聞きたくないかもしれません。
仕事で疲れて帰ってきたような時は、なおさらですね。

ですが妻にとっては夫との重要なコミュニケーションですので、話を聞いてあげてください。
で、結局何が言いたいの?」などとは、どうか妻に言わないでください。
妻はしゃべることそのものが楽しいのです。

テレビを見ながらではなく。新聞を読みながらではなく。上の空ではなく。
ちゃんと身を入れて、相槌を打ちながら話を聞いてあげてください。
それが妻とコミュニケーションを取る第一歩です。

女性の悩み事にはアドバイスをしてはいけない

また、一般的に男性は人に悩み事の相談をするのはアドバイスやアイデアがほしい時ですが、女性の場合はアドバイスがほしい時ばかりではありません。
女性が相談をする時に望んでいるのは、どちらかと言えば「ただ話を聞いてほしい」ということが多いです。

ところが男性は、相談されれば当然解決策を求められているのだと思いますし、有能でありたい・認められたい・相手の役に立ちたいと考える性質が強いので、どうしても相手の言うことをさえぎったり、否定したり、解決方法の持論を述べたりしてしまいがちです。

妻が夫に仕事の悩みや親戚づきあいの悩み、愚痴をこぼしたとしたら、そういう時に
「それならこういうふうにすればいいんだよ」
「ばかだなあ、こうすれば解決するじゃないか」
などとは、決して言ってはいけません。

そんなふうに言われてしまうと、妻は
「そういうことを言ってるんじゃないのに・・・」
「私のことなんか何にもわかってくれないんだから」
と、よけいに不満感や不信感を募らせることにもなりかねません。

女性は「ただ話を聞いてほしい」

妻は、解決策を求めているわけではありません。
ただ話を聞いてほしい」のです。話を聞いて、「ただ共感してほしい」のです。

話はさえぎらずに最後まで聞いてあげ、
「そうか、それは大変だったな。君の気持ちはよくわかるよ」
と言ってあげてください。

それだけで妻の心は癒され、話したことで問題点が自分の中で整理され、解決していこうという気持ちになれるのです。
(解決策は、すでに自分の中で薄々気づいていたりもします)

また、
「どうにもならないことだ(解決策はない)と自分でもわかっているけれど、
それでもしんどいので、ちょっと言いたい、外へ出したい、聞いてほしい」
だけの時もあります。
「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」ではなく、「そうだよなあ」と聞いてほしいのです。

夫が共感して話を聞いてくれたら、「この人は私の味方だ、私を理解してくれる」という感謝と愛情が生まれるでしょう。
女性は「悩みを解決してくれる男性」よりも、「悩みを聞いてくれる男性」に心を惹かれ、愛している・愛されているという実感を得るのです。

女性はだらだらとした愚痴にならないように、そして必ず感謝を伝える

妻の方も、夫に話を聞いてほしい時は気をつけて話しましょう。
初めに、「ただ話を聞いてほしいので、黙って聞いてほしい」と頼んでから話し始めましょう。
「話を聞いてほしいの、10分だけ時間をください」と時間を区切るのもいいですね。

そして、堂々巡りのだらだらとした愚痴話にならないように、他人の悪口や批判話にならないように、悩みや心配事を手短に簡潔に話しましょう。

多くの男性は女性と違って、同時進行で物事を考えるのは苦手です。一点集中型なのです。
野球のTV中継を見ながら妻の話を聞くことはできません。
野球を見れば妻の話は素通りになるし、妻の話を聞けば野球の試合の進行具合は何もわかりません。
それを踏まえた上で、夫が自分のために時間を取ってくれているのだということを意識して、相手のことも考えて話しましょう。

そして夫が最後まで話を聞いてくれたことに感謝をし、「聞いてもらって気が楽になったわ、どうもありがとう」と、必ず言葉にしてきちんとお礼を伝えましょう。

「夫なんだから私が悩んでいる時に話を聞くのは当然!」ではダメです。
親しい間柄だからこそ、馴れ合いになりやすいからこそ、他人以上に意識して礼儀と感謝が必要です。

解決策を伝えなければ自分は何の役にも立っていないと考えがちな夫も、妻がそうやって感謝を伝えれば、自分が役に立てたんだなと感じられます。
自分が相手の役に立てるのは嬉しいことなので、妻の話につきあうことはそれほど嫌ではないと思うようになってくれるでしょう。

男性が悩んでいる時はそっと一人にしておく

反対に、妻は夫が仕事のことなどで悩んでいるような時、心配してあれこれと無理に話を聞き出そうとしてはいけません。 熟年離婚を防ぐために 男性が悩んでいる時はそっと一人にしておく

男性は女性と違い、人に話しながら考えを整理するということはあまりないようです。
人にしゃべって発散、ということもあまりありません。
男性というのは、自分の弱さを露呈するようなことを本能的に避けるからです。

夫が何か悩んでいる時は、一人になって静かに考えたいのです。
そっとしておいてあげてください。
そして夫が自分の考えを整理し、夫の方から話してきたら、親身になって聞いてあげてください。

ただし、夫が仕事であった嫌なことや弱音をちょっと話してくれた時、
「わかるわぁ〜、私もそういうことあるわ、この間もね・・・」などと、自分の話に置き換えてしゃべりだしてしまわないよう厳重注意を!

女性同士なら共感してもらえることで自分一人だけの悩みではないと思え、癒されますが、男性はそうではありません。
「俺の仕事の悩みはそんな簡単なことじゃない!おまえと一緒にするな!」とよけいに怒りをかってしまうことの方が多いでしょう。

夫が妻の話を聞いてあげる時の注意点と同じ。
ただただ、うなづいて、相手の気持ちに寄り添って、共感して、黙って聞くだけにしてください。
言い返したり、アドバイスしたり、変に励ましたりせず、夫のつらさや頑張ったことを認めて、何があってもあなたがどんな人でも私はあなたの味方よ、と言葉と態度で伝えてあげてください。


ただし・・・
健康面に関する悩み、心療内科的な悩みの場合もあります。
そのような心配がある時は注意して様子を見、SOSが出ているかどうか気をつけて、少しでも早く気がついてあげるようにしましょう。
家族が一番の理解者になってください。
夫が虚勢を張らずに安心して弱みを打ち明けられる、信頼できる存在でいてください。


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