熟年離婚を防ぐために

怒りではなく本当の気持ちを伝える

夫婦間で意見の相違があった時は、片方だけが我慢せずにきちんと考えを伝えるのは大切なことです。
しかし、ただ怒りに任せて頭ごなしに怒鳴るようなことはやめましょう。
怒りではなく、その下にある本当の自分の気持ちを見つめ、その本当の気持ちの方を伝えましょう。

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妻へ提案 : いきなり責め立てずに夫の言い分を聞きましょう

例えば、早く帰るはずの夫が連絡もなく遅くなり、夕食は済ませてきたと言われた場合。

夕食の支度をして待っていた妻が怒りたくなる気持ちはとてもよくわかりますが、
「どうして電話の一本もできないのよ!」 「あなたはいつもこうなんだから!」
といきなり声を荒げるのはやめましょう。
それは賢くありません。
夫が謝ろうと思って帰ってきたとしても、いきなり責め立てられたら素直に謝る気持ちが失せます。
そして、「こっちは仕事をしているんだからしょうがないじゃないか!」と売り言葉に買い言葉コースまっしぐらです。

まずは夫の言い分を聞きましょう。夫にも事情があったのかもしれません。

怒っている心の底にあるもの・・・妻の本当の望みは?

熟年離婚を防ぐために 本当の気持ちを伝える 「どうして電話の一本もできないのよ!」と怒っているのは、なぜでしょうか。
自分の怒りの気持ちをよく見つめて、たどって・・・その一番奥にあるものは何でしょうか?
自分は、本当はどうしたかったのでしょうか?

夫と夕食を取りながら、なごやかに話をしたかったのですよね。
夫婦一緒の時間を過ごしたかったのですよね。
せっかく作った料理を、温かく美味しいうちに食べてほしかったのですよね。
夕食の時間を、一日の終わりのひとときを、夫とゆっくり過ごすのを楽しみにしていたのですよね。
或いは、後片付けをして、明日に備えて早めに休みたかったのですよね。

それができなかったことへの怒り・・・連絡をくれなかったことへの怒り・・・何かあったのかと心配していた自分が損をした気分・・・一緒に夕ご飯を食べられなくてがっかり・・・連絡をくれなかったことが悲しい・・・自分の気遣いや自分自身がないがしろにされているようで寂しい・・・

怒りの下に隠された本当の気持ちは、
悲しい・寂しい・自分の気持ちをわかってほしい
ということではないでしょうか。

怒りではなく、その奥にある本当の気持ちを伝える

いきなり夫に怒りをぶつけるのではなく、その下にある自分の本当の気持ちの方を伝えましょう。

あなたは、夫が遅く帰ってきたことや連絡をくれなかったことそのものを怒っているのではなく、
自分が望んでいる『何か』が叶わなかったから
怒ったのではありませんか。
その、あなたが望んでいることの方を夫に話しましょう。

遅く帰ってきたことや連絡をくれなかったこと、つまり「相手の言動」を批判するのではなく、
そのようにされると自分はこういうふうに感じる、と「自分の気持ち」を伝えるのです。

「あなた(の行動、言葉)は○○だ」ではなく、「私は△△だ」です。
主語は「あなた」ではなく「私」です。

「早く帰ると言っていたのにあんまり遅いから、何かあったのかと思って心配したのよ。よかった、無事に帰って来てくれて。
一緒に夕ご飯を食べたくて待っていたのだけど、それができなくてすごく残念で悲しい。
仕事大変そうだけど、できれば私は毎日あなたと一緒に夕ご飯を食べたいと思っているの。
料理残っちゃうし、連絡をもらえないと忘れられているようで寂しいから、次からは連絡してね」
とあなたが伝え、
「そうか、そうだよな、連絡しなくて悪かった」
と夫が答えてくれる、というのが、この場合にあなたが一番望んでいる結末ではありませんか。

「夫の方から謝るべき」?

「そんなこと夫だってわかっているに決まっている、言わなくたって察してくれるのが当然だ、連絡しなかったのは夫が悪いのだから夫の方から謝るべき、どうして私ばかりそんなに気を遣わなくちゃならないのよ」
という気持ちもよくわかります。確かにそう思ってしまうのも無理はありませんよね。

でも、いきなり怒鳴りつけたら夫が謝ってくれるのでしょうか。
怒鳴りつければ、あなたは気分爽快になるのでしょうか。
夫が謝りさえすれば、あなたの気が済むのでしょうか。

夫が心から反省しているのではなく、あなたが怒りまくっているから仕方なく口先だけ謝ったとしても?
顔を見るなり無理やり謝らせたあなたを、嫌いになったとしても・・・・・??

本当に大切なことは夫婦が仲良く過ごせること

本当に大切なことは、夫を自分の思い通りにすることや、夫を言い負かして自分の正しさを認めさせることや、夫に謝ってもらってあなたの気が済むことでしょうか。

それとも、夫が心から「悪かった、次からは気をつける」と思ってくれ、夫婦が今もこれからもずっと一緒に仲良く楽しく過ごせることでしょうか。


熟年離婚を防ぐために 本当に大切なことは夫婦が仲良く過ごせること 一番大切な目的を見失ってはなりません。
思いがけず口論になってしまい、後で「あんなこと言うつもりじゃなかったのに・・・」と思うとしたら、最初の目的を見失ってしまったからです。
あなたが一番望んでいることは何なのか。その軸を、しっかり心の中心に据えてください。

夫婦関係は、パワーゲームではありません。
自分の言う通りに従わせた方が勝ち、相手に謝らせた方が勝ち、自分の正しさを認めさせた方が勝ち、というものではないのです。
勝ち負けなどありません。


いい夫婦関係を築くためには、
「自分が何も言わなくても、夫の方からこうしてくれさえすれば・・・」
「夫があんな態度じゃなかったら、私だってもっと素直になれるのに・・・」
というのは、残念ながら無理があります。

相手が自ら変わろうと思わない限り、相手を自分の望み通りに変えることなど不可能です。

相手を変えようとするのではなく、自分ができること、自分が変わること、自分から働きかけるということをしてみましょう。
自分が変わると、不思議なことに、相手も変わるのです。

あなたが発するものが変わると、相手から返ってくるものも変わる・・・。
この心の仕組みを、次のページでさらに詳しく見ていきましょう。


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熟年離婚を防ぐために 記事一覧

  ・ 夫婦のコミュニケーションを取る努力を
  ・ 相手の話を聞く・聞いてもらったら感謝する
  ・ 感謝の気持ちを忘れずに言葉で表現する
  ・ 相手のよいところを探して褒める
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  ・ 怒りではなく本当の気持ちを伝える
  ・ あなたから愛を投げかける
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