このサイトについて

このサイトについて・管理人よりご挨拶

当サイトにお越しいただき、サイトをご覧くださってありがとうございます。
管理人のRINと申します。

私は熟年離婚世代よりは下の世代ですが、2007年、離婚しました。

離婚前の約半年間、別居をしました。
(夫が黙って実家に帰ってしまったため、自動的に別居になりました)
その前の2年半ほど夫婦間で問題が起こっていた末の突然の別居でしたので、一時は夫に対して怒りや恨みや情けない感情を持ちました。
そして自分は何て不運で不幸でかわいそうなんだと一人嘆き、自分を責め夫を責め自分の人生を全部後悔し、暗闇を這いずり回るような日々を過ごしました。

この頃の私は、「つらい、苦しい、どうして私ばっかり」という思いで頭の中がいっぱいでした。
ごくごく普通の平凡な結婚生活をしている人がうらやましくてたまらず、劣等感と嫉妬と自己嫌悪でぐちゃぐちゃになっていました。

けれど、夫も苦しんでいたようでした。
その後夫と何度か冷静に話し合いをし、「もうどうすることもできないね・・・」ということに決まりました。
その住まいの家賃は私一人では払えず、また私には実家がなく帰れない状況だったため一人で住む部屋を探し、夫は引越しも手伝ってくれました。
互いを罵りあったり憎みあったりすることなく、円満に別れることができたのは恵まれていたと思います。

離婚の理由は浮気や借金や暴力ではなく、慰謝料などの問題も起きなかったため、離婚を経験された多くの方が経験されているような大変な状況では、自分はなかったかもしれません。

しかし、そうであっても、離婚には大きな痛みと苦しみを伴いました。

私の状況でさえそうだったのですから、小さなお子さんがおられる方や、もっとさまざまな問題や軋轢(あつれき)の末に離婚した方々の苦しみは、どれほどかと思います。


離婚と新しい人生

このサイトを作る過程で、ネットを通し、またリアルな交流を通して、たくさんの方に出会いました。
離婚係争の苦しみの渦中にある方。
離婚成立後も、経済的な問題と心の傷に苦しんでおられる方。
つらい時期を乗り越え、一歩ずつ前を向いて歩いて行っている方。
苦しみの中にある人の相談に乗り、アドバイスをし、未来への道を指し示してくださる離婚カウンセラー行政書士の方々。


離婚は避けられないようだと覚悟を決めてから、私はさまざまな本やサイトや専門家の話を山ほど探して調べ、知識や情報を集めました。
なぜなら、離婚に何が必要なのか、何をどこからどう始めたらいいのか、何もわからなかったからです。

「結婚」のための情報を集めるのは楽しいものです。情報もあちこちにたくさんあります。
でも自分が「離婚」するために必要な情報を集めるのは、情けなさや悔しさが何度もこみ上げる、苦しい作業でした。
なぜこんなことを調べなければならないのか、なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのか、離婚の知識など一生持たないままでいい人生を送りたかったのに、と繰り返し繰り返し同じ思いが押し寄せてきて苦しみました。

けれど、苦しみながら得たそれらの知識と情報は、間違いなく役に立ちました。
知識を持っていることは、そのものが心の支えになります。
さらに、「心のケア」について知ることができたことが大きかったです。


このサイトを作った動機は、自分が離婚に至る中で調べた知識や情報を一箇所にまとめ、離婚に必要な知識や手続き・そして心のケアを紹介し、私と同じ悩みの中にある方に少しでも力になれたらという思いからでした。

けれど、サイトを作りながら、励まされていたのはむしろ私の方でした。


離婚と新しい人生

離婚・熟年離婚は、しなくて済むものならしないに越したことはありません。
離婚をせずに、夫婦がずっと一緒に仲良く笑顔で生きていけるのなら、それが何よりです。

けれど人にはそれぞれの事情・考え方・信念があります。
どちらが正しくてどちらが間違っている、どちらが良くてどちらが悪い、ということは、一つたりともないと思います。
どれを選ぶのも、その人の人生なのです。

他人の意見も関係ありません。それはあくまでも他人の信念です。
「(その人にとって)人生はこのようだと幸せだ」という、その人にだけ通用する価値観です。
あなたには当てはまりません。
ありがとうと言って参考にするだけで、決めるのは自分です。自分で決めていいのです。
なぜなら、この人生は意見を言ってくれる他人の人生ではなく、あなたの人生なのですから。

(意見を言ってくれた人に、感謝は伝えてください。
あなたの身近な人は、あなたに意地悪しようとか、傷つけてやろうと思って言うはずがありません。
その人はその人なりに、自分の信念に基づいて、あなたの幸せを考えて、精一杯の考えを伝えてくれたのです。
だから、感謝はしましょう。
感謝することと、言われた通りに従うということは、まったく別の話です。
感謝して受け止め、でも自分の考え方とは違うなと思ったら、さらっと流してください。

「あなたのためを思って言っているのに」「よかれと思ってやっているのに」
などの言葉も、その気持ちだけをありがたくいただいて、実際に自分のためにならないと思ったら、流すかていねいに断るかしてください。
傷つく必要も、申し訳ないと思う必要も、何もありません。
すべてあなたがあなたの意思で決めていいのです)


大切なことは、どちらを選んでもそれを後悔せずに、自分はよりよい道を選んだのだと信じること。

人からアドバイスをもらってその通りにしたとしても、「その通りにする」と決めたのは自分自身ですから、例えうまく行かなくてもその人のせいにしたり恨んだりしないこと。
(これはけっこう難しく、つい相手のせいにしがちですが、とても大切なことです)

自分の人生を幸せなものにしていこうと、自分自身で決意することだと思います。

今すぐにはそう思えなくても、そうできなくても。
誰かが自分に優しくしてくれることや、誰かが自分を幸せにしてくれることを待つのではなく。
自分で選んだ自分の人生を、自分の手で幸せにしていこう、幸せに生きよう、という思い。希望。決意。さらに言うならば、覚悟。
それが何よりも大切なのだと思います。


離婚と新しい人生

このサイトでは、年金分割の内容と手続きをはじめ、離婚全般の基礎知識を紹介しています。
しかし、決して離婚を推奨しているものではありません。

私が女性なので女性の視点から書いた文章になっていますが、一方的に男性を批判・非難する論調にはすまいと思って書きました。
(離婚の原因がどちらか一方だけにしかない・どちらかが100%悪いということは、あまりないからです)
男性にもご参考にしていただけると思います。

このサイト全体を通して私が一番伝えたかったことは、このページと、「離婚後に始まる第二の新しい人生」に書いています。


私も今、一人で生きています。
離婚問題が起きてからの数年間と、離婚してしばらくの間は感情が凍っていて何も感じなかった、日常の何気ない小さなこと・・・
たとえば、いつも歩く道の端に小さな綺麗な花が咲いていたのに初めて気づいたとか、
たまたま空を見上げたら 雲ひとつない見事な青空が目に沁みるようだったとか、
毎日なんということもなく見ていた夕焼けがしみじみ綺麗で、ふいに涙が出たとか、
炊き立てのほかほかご飯とか、
あったかいお風呂とか、
ちょっぴり自分にご褒美をあげた 好きなお菓子とコーヒーのひとときとか・・・
そんなささやかなことで、「あ、何だか幸せかも」と感じることが少しずつ増えてきました。


離婚前、離婚の真っ只中、そして離婚後と、嵐のように過ぎていった数年間を振り返って、今しみじみ思うのは、「何とかなる」というのは本当だなあ、ということです。

あんなにもあんなにも、自分の不運を嘆き、仕事を辞めてしまったことを後悔し、過去の幸せにしがみつき、収入がない、帰る実家もない、もう嫌だもうどうしようもないと、死ぬことばかりを考えていた毎日。
でも、 ・・・・・・・ 「何とかなって」いるのです。今。

他人から当時「何とかなるからそう心配するな」なんて言われたら、「他人事だと思って無責任な!私の気持ちも知らないで!」と思っただろうと思います。
でも実際に自分で体験してみると、「あれ本当だ、本当に何とかなるものなんだ・・・」としみじみ実感しました。


離婚と新しい人生

人は誰でも一人で生まれて、一人で死んでいきます。
でも、「人は一人ではない」のです。

あなたと同じ苦しみを知っている人がいます。
あなたの痛みを理解してくれる人がいます。
あなたが味わったのと同じような出来事を、乗り越えてきた人がいます。
人は誰もが、一人の例外もなく、胸の中に何かを抱えながら、それでも生きています。

ここでわかってほしいのは、「苦しいのはあなただけじゃないですよ」という意味ではない、ということです。
(私はかつてこの言葉を言われて、胸にザックリとナイフが立った気がしました)
あなたが苦しいと思うのなら、それは間違いなく苦しいのです。
出来事の大小ではありません。
他の人がもっと大変でもっと苦労しているからといって、あなたが苦しくないということにはなりません。
他にも苦しい人はいるんだからあなただってたいしたことないとか、他の誰かができたからあなただってできるはずだ、なんてことは全くないのです。
人と比べるたぐいのことではありません。

ただ、あなたと同じ道を通ってきて、あなたの痛みがよくわかり、あなたに共感し、あなたのために涙を流し、そして今は新しい人生を生きている人が、大勢います・・・・・・
自分がかわいそうで仕方がなかった場所から一歩離れ、自分一人の苦しみばかりを見つめていた視線をふと上げて、あなたがそちらに目を向けさえすれば、たくさんの人があなたの周りにいるのに気づくことができます、ということなのです。


そして、離婚という出来事そのものは変わらないけれど、それを苦しくてたまらない耐えられないものととらえるか、別のものとして受け止めるかは、「あなたが自分で選べる」ということです。

出来事は変わらない。
起きてくることは仕方がない。
けれど、それをあなたがあなたの人生の中で「どういうものとして経験するか」は、100%あなたが選べるのです。

あなたが好きなように。自由に。
苦難でも。挫折でも。自分は犠牲者で相手が加害者なんだという思いでも。
チャンスでも。可能性でも。新しい世界との出会いの第一歩でも。
自分は意外に強い人間だったんだ、こんなことができるんだ、という自分自身の再発見の驚きと喜びでも。

「どういうものとして経験するか」とは、その出来事にどんな感情を持つかです。
ある出来事を、「つらくてつらくてたまらない」と受け止めるか。
「苦しい。でもこの出来事は私にとってどんな意味があるのだろう?
私の身の上に起こってきた理由は何だろう?
出来事は変えられない、なかった昔には戻れない、では、今からどうすればいい?
今、ここから、この場所から、これから先、どうやって行こう?どう生きていこう?
私はどのような私が好きか?どのように振舞えば格好いいと思うか?」
と受け止めるか。

「悲劇のヒロイン、被害者、なんてかわいそうな私」が好きなら、その通りになります。
「しなやかで芯が強く優しく美しく、カッコイイ女性」が好きなら、その通りになります。


離婚と新しい人生

「周りの人はみんな恵まれているのに、どうして私だけがこんなにもつらい苦しい目に」と思っていた頃の私・・・・・・
「自分以外の、他の、何かが、誰かが自分をこんな目に遭わせた」と受身で考え、「自分以外の、他の、何かの、誰かのせい」と他人のせいにしていた頃の私には気づけなかったことが、今は、わかります。
あなたも、きっと。


自分のことだけで頭がいっぱいで、自分ひとりがその日一日を何とか生きていくだけで精一杯で、人を思いやる余裕どころかまず私を思いやってよ、私を助けてよ、と思っていた私が、人のことに思いを馳せることができるようになった時・・・・・・。
自分が人の役に立てる、人に喜んでもらえる、と気づいた時。
自分ひとりにだけ向いていた関心の矢印が、自分から外へ、人の方へ向けて関心を持てるようになった時。

苦しみが、静かに溶けて流れていくのを感じました。
人からもらうことばかり、自分のことばかりを考えていた私が、いつのまにか、人に優しくしたい、人を思いやりたい、人に喜ばれたい、人のために何かしたい、と考えることができるようになっていたこと。
そして、人に分け与えること、人に配り、人に贈ることができるものを、贈りたいと思う気持ちを、心の内側にこんなにもこんなにも豊かにたくさん持っていたのだ、最初から持っていたのだ、と気づけたのです。


どうか元気を出して、微笑んで、前を向いて、一日一日、”今日という日”を生きていきましょう。
昨日でも明日でもない、今日という一日を。
ここにあるのは ”いま” だけ。
過去の後悔も、未来への不安も手放して、”いま”という、限りなく豊かなこの一瞬一瞬を生きていきましょう。
「いま」 「ここ」 「わたし」 という、確かな足場を。
過去にも未来にも、確かな足場はありません。変えられるのは 「いま、ここ」 だけです。そして味わえるのも。
生きているからこそ五感で感じることのできる喜び、幸せを、心と身体を全部いっぱいに使って、存分に味わって楽しんでください。


離婚問題に直面している方、離婚しようかどうしようか悩んでいる方、離婚という大きな出来事を乗り越え自力で生きている方。
すべての方が幸せな人生を生きていかれますよう、心から願っています。

このサイトが、読んでくださった方々に少しでもお役に立てれば幸いです。

離婚に関する情報、心のケアや新しい第二の人生についての考え方は、随時更新してまいります。
どうぞご利用ください。

  管理人  RIN 拝

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